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タブレット Nexus 7 (2013) LTE 購入

2013/12
 

-- スマホ購入に際しての費用削減方法 --

 

auのスマホ (ARROWS Z ISW11F) が2年契約の満了を迎えたことから解約し MVNOの通信サービスに契約を切り替えることで月額費用を削減するとともにタブレット端末 (Google Nexus 7 (2013) LTE) を購入し使い勝手の向上を図りました。
普段は自宅のパソコンを使用しているのでスマホの利用は自宅外がメインになります。 以前は、仕事柄キャンピングカーで遠出した時でも客先のサーバーへアクセスし複雑な作業ができるように ノートパソコンをインターネットに接続できる機能(テザリング)が是非とも必要だったのです。 現在はリタイヤして仕事上の必要性はなくなりましたが自前のサーバー管理・メールの確認や情報収集など 旅先でのインターネット利用は欠かせないものになっています。
旅先でのインターネット接続手段として最初は高速通信の先駆けである UQコミュニケーションズWIMAXを使用しました。(2010年2月) WIMAXは地方でのサービスエリア拡大が進まず私の行動パターンには合致しませんでした。 そのようなこともあって、次にサービスエリアが広くWIMAXも使えるAUのスマホに変更しました。(2011年12月) auのスマホは利用頻度が少ない割に月額料金が高いこともあり 2年契約の満了を待って通信事業者を変更するとともにタブレット端末を購入したのが今回のレポートです。

サイズは大きいが片手で持てる

ARROWS Z ISW11F
64mm x 128mm

Nexus 7 (2013) LTE
114mm x 200mm

キャンピングカーでのWIMAX ならびに ARROWS Z ISW11F を使用したインターネットアクセスの状況: ここをクリック

アーカイブ: ARROWS Z ISW11F 製品情報スペック

携帯電話の扱い

普段は通話主体であるため、コンパクトで電池持ちの良い携帯電話(フューチャーホン)は引き続き使用するものとします。 現在使用している携帯電話は4年前に購入したカシオCA004でインターネットアクセスなしの通話のみの利用です。 この頃バッテリーが弱くなってきたため購入後初めて交換する予定です。

通信事業者の選定と通信料の削減

スマホの高機能化とともにデータ通信の環境は光ファイバーと同等の高速通信ができるLTEに大きく転換しつつあり、 au・ドコモ・ソフトバンクの主要キャリアは競ってサービスエリアの拡大を推し進めています。 一方で通信料金はさらに割高になってきています。 今回、通信費用の削減にあたってau・ドコモ・ソフトバンクの主要キャリアではなく 格安の料金メニューを提供しているMVNO(仮想移動体通信事業者)を選択することにしました。 MVNOとは携帯電話やPHSなどの物理的な移動体回線網を自社では持たないで、実際に移動体回線網を保有する他の事業者から借りて 利用者のニーズに合わせた独自のサービスメニューで提供する通信事業者です。 主要キャリアの通信料金が 6,000円/月~7,000円/月前後であるのに対し、 メールが主体でデータ量の少ない人には低速回線ながら格安の料金メニュー(およそ1,000円/月くらい)や ネットに高速にアクセスしたいがデータ量はそれほどでもない人には半額程度の料金メニューで提供しています。
今回選択したのはIIJ(インターネットイニシアティブ)という通信事業者です。 IIJの通信サービスメニューから 「mio高速モバイル/D」 の料金プランが 「ライトスタートプラン」 を選択しました。その特徴は
・通信データ量が4GBまで月額1,642円(税込)で利用できる(主要キャリアの上限は7GB)
 2014/10/01から従来通りの料金で 2GB ⇒ 4GB に拡充
・契約期間の縛りが無くいつでも解約・変更できる(主要キャリアは2年契約)
です。さらに
・2GBを使いきった場合や2GBの枠を使わないでも低速ながら200kbpsで通信できる
・2GBを使い残した場合、翌月に繰越できるのでたまにしか使わない自分には好都合である
などの特徴があります。

  今まで(au) auのまま契約を更新 これから(IIJ)
月額料金 5,023円 5,800円 1,642円
データ通信量 上限なし 7GB/月 4GB/月

今回契約したIIJの通信サービスはドコモの回線を使用してデータ通信を提供する通信サービスであり、サービスエリアや通信品質はドコモのスマホと同等です。 ただし、格安料金と引き換えに通話ができないのと1ヶ月間に使用できるデータ量は少なくなります。

MVNO利用に必要なSIMカードはIIJからではなく ビックカメラから購入(\3,150) しました。費用はどちらから購入しても同じですが ビックカメラから購入することで 「公衆無線LANサービス Wi2 300」 が無料で使える特典が付いてきます。

大手キャリアのショップで購入するのとは異なり端末の選定や入手などハードルは少し高いですが ホームページに詳しい解説がありますので挑戦してみてください。

端末の選定

私の利用スタイルの基本は旅先でのノートパソコンのインターネット接続ですので端末としては二つの選択肢があります。
・モバイルルータ(画面なしで通信回線への接続のみ)
・スマホ(又はタブレット)
通信回線がドコモであることから端末の選定に際してはauやソフトバンクの端末は使えずドコモ端末に限られます。
モバイルルータの候補である NECアクセステクニカのAtermMR02LN価格が\25,000と比較的高価です。 であれば、もう少し費用を追加してスマホかタブレットを購入する案が浮上してきます。 スマホは画面が小さく使いづらいのと普段持ち歩くつもりはありませんので画面の大きくて持ち歩きも可能な7インチサイズのタブレットに的を絞ることにしました。
テザリングはドコモとの契約では利用できるのにMVNOとの契約では利用できない仕組みになっています。 ドコモの料金体系ではテザリングの利用はSPモード加入(\315/月)が条件になっていてパケット定額(\5,980/月)だけでは利用できないことに起因しているのかも知れません。
MVNOでテザリングができる唯一の例外がGoogleのタブレット 「Nexus 7 (2013) LTE」 です。もはやこの機種以外に選択の余地はありません。 価格は\39,800 と国内メーカーのタブレットに比べ手頃です。 Googleの Nexus 7 は世界で流通するグローバルな売れ筋商品であることからドコモの支配が及ばなかったものと思われます。
最大の短所は過疎地をサービスエリアとするドコモのフォーマプラスが使えないことなのですが今後のLTEサービスエリア拡大に期待しているところです。
実際に使用した感想は画面がそこそこ大きくて評判通りの使いやすいタブレットです。 文字入力はキーボード風の「QWERTYキー」が使えますので「12キー方式」に比べて素早く文字の入力ができ、 ホームページのアクセスは Nexus 7 だけでかなり使えます。
残念な点はSDカードが装着できませんので写真や音楽など大量のデータを持ち歩けないことです。また、バッテリーの交換も自分ではできません。

アーカイブ: Nexus7ホームページ

充電器

Nexus 7 の充電方法にはUSBとワイヤレス充電規格「Qi」(チー)による方法の二種類があります。 携帯電話やスマホで広く使われているクレードルによる充電はできません。 USBによる充電は毎回コネクタを脱着しなければならないので面倒なのとコネクタの耐久性が心配になります。 ということでサンワサプライのワイヤレス充電スタンド WLC-STN11BK を購入しました。 高速充電はできませんが充電スタンドにタブレットを置くだけで一晩もあれば満充電できるので便利です。 価格は少し高めの 5,980円(amazon) でした。

後記

au・ドコモ・ソフトバンクの主要キャリアは利幅の大きいスマホへの乗り換えを積極的に進めています。 スマホの利用料金は高額であり通話に関しても従来の無料通話を無くするなどさらなる利用者負担を強いています。 スマホが本当に必要かどうかもう一度振り返って考えてみてください。 仮に必要だとしても従来の携帯とスマホの2台持ちにし、かつ、スマホはMVNOで契約するなど費用軽減の選択肢は増えてきています。
ちなみに当家では携帯による通話が少ないこともあって携帯4台(無料通話量5,000円/月)とタブレット1台で概ね6,500円/月になる見込みです。